Apr 24, 2009
予防とアンチエイジング
私の姉は40代。化粧や洋服には結構気を使っている人です。そんな姉が今力を入れているのが、予防的にアンチエイジング。私には、例えばしわを持っているとかそういうことが、アンチエイジングになると思っていました。しかし、今では、老化を遅らせるためのアンチエイジングの方法が注目されているようです。これは要チェックですね。フォトフェイシャルについて、これは光を利用した美容治療です。フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる特殊な照明を使用して、美肌のための美容治療を行います。シミやそばかす、しわ、たるみ、ニキビ跡などの肌トラブルを改善し、より良い肌の改善効果があります。年齢によって、毛穴が気になる人にも、これは便利です。
【ゆうゆうLife】作家・ライター ゲッツ板谷さん(46)
歯に衣(きぬ)着せぬ毒舌とギャグ満載の文章で旅行記や突撃ルポ、自伝的小説を次々と発表してきた作家・ライターのゲッツ板谷さんは42歳のとき、脳出血で倒れた。奇跡的に回復するも、後遺症の高次脳機能障害(脳の損傷で言語や記憶などの機能に起きる障害)で今度は作家生命の危機に。読者や編集者の助けでピンチを乗り切った今、健康の大切さをしみじみと実感している。(文 平沢裕子)
倒れたのは平成18年6月。前日の夜中の12時に友人が遊びにきて、朝6時までしゃべっていた。友人が帰ったので寝て、起きたのが午後1時。7時間寝たからもういいなと小説を書き始めたら、1時間ぐらいでまた眠くなった。それでベッドに横になったら2カ月たっていた(笑)。
当時は週刊誌の連載2本に月刊誌や単発の仕事もあり、休めるのは月に1、2日。食べるぐらいしか気分転換の方法がない。1日4食で、牛丼店で特盛と並を一緒に食べたりしていた。たばこも好きで毎日5箱吸っていた。
やばいなとは思っていた。この頃、月に5、6日、起床後に頭の横がギュンギュン締めつけられる感じで痛かった。でも、シャワーを浴びるとよくなる。だから大丈夫と放っておいた。脳出血よりはたばこで肺がんになると思っていた。
異常に気づいたのは、おふくろ。大いびきをかいていて、揺すっても起きないから救急車を呼んだ。当時115キロあって、5人がかりで運んだらしい。病院でその日のうちに頭の前の部分に穴を開けて、脳から血を抜く手術をした。
それから2カ月間のことは全然記憶がない。ある日突然、意識が戻った。でも、その夜、おふくろがあと2カ月の命と聞かされた。おふくろはその7年前に肺がんと診断され、ずっと治療をしていた。おれはすごいマザコン。10代の頃にぐれて苦労をかけたから、これから恩返ししようと思っていたのに。あまりに辛(つら)くて、自分が死んだ方がよかったのに、とまで思った。
〈板谷さんは3カ月で退院。リハビリをして、12月から仕事を再開した。その月、母親が亡くなった〉
家族は、医者から「文章を書く仕事はもう無理でしょう」と言われていたらしい。幸い、仕事は続けられたけど、3年ぐらいは前のように文章が書けなかった。高次脳機能障害で、単語が出てこない。自分のペンネームを忘れたこともある。書く仕事は辞めようと思っていたとき、居眠り運転で事故を起こした。けがはなかったが、病院で血圧を測ったら上が220。
退院後、降圧剤を飲むよう言われていたのを、たばこをやめたから血圧も下がっていると考え、薬を勝手にやめていた。体重も退院後77キロだったのが105キロまで増えていた。「このままだと50歳まで生きられない」と言われ、薬を飲み始めた。でも、薬を飲んでも(血圧は)190までしか落ちない。それが、読者が送ってくれた梅酢を薬と一緒に飲むようにしたら、3カ月で135になった。
ただ、下の血圧はまだ100。下の血圧を下げるには運動しないとだめなんだけど、運動なんて中学でテニスをやっていたぐらい。その頃、角川書店の編集者からダイエット企画の話がきた。月替わりでいろんなダイエット法を試すもので、(短期集中型エクササイズの)ビリーズブートキャンプを1カ月やったりした。下の血圧も下がり、今70ぐらい。体重も10キロ減った。
入院中、おふくろと友人が手足をマッサージしてくれていた。まひの後遺症がなく、仕事が続けられるのはそのおかげだと思っている。
今、土日は必ず休む。食事は昼夜2食だけ。最近、「空が青いな」とか「鳥が鳴いているな」とか気づくようになった。脳出血になる前はそんなこと気づかなかった。病気になってよかったと思う。もし病気にならなかったら、きっと今頃死んでいた。がんか脳出血のもっとひどい症状で。
でも、家族の中で唯一たばこを吸わないおふくろが、肺がんで死んでしまった。世の中、皮肉なもんだよね。
【プロフィル】ゲッツ板谷
げっつ・いたや 本名・板谷宏一。昭和39年、東京都立川市出身。著書に、友人で漫画家の西原理恵子さんとの共著でアジア旅行を描いた『怪人紀行』シリーズや、エッセー『板谷バカ三代』、自伝を基にした小説『ワルボロ』など。現在、角川書店の読書情報誌『本の旅人』でダイエット企画を実施、ツイッター(http://twitter.com/getsitaya/)で毎日体重と体脂肪率をつぶやいている。
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